「好きこそものの上手なれ」から子育てを考える

こんにちはー

中学高校と吹奏楽部にいました。Mです。

 

衝撃的だった「吹奏楽の旅」

所ジョージの笑ってコラえて、だっけか。〇〇の旅ってよくやってる。

あれで数年前まで「吹奏楽の旅」をよくやってたんだよね。

で、吹奏楽部だったから「懐かしいわー」「学生頑張ってるわー」みたいな感じで見てた。

 

あれは全国大会に出てたり、もうちょいで全国大会に出れそうな結構な強豪校に密着してることが多かった。

たまに個性派にも密着してたけども。超進学校とか。

 

で、私衝撃を受けた場面がある。

 

強豪校の合奏。コンクールの曲を合わせてる。

ソロを吹く子が、合奏の中で取り上げて指揮の先生から指導されてる。

先生はその子の吹くソロが納得いかない。

で、ソロの子に言ったの。

「〇〇(生徒の名前)は、ここをどう吹きたいんや???」

「〇〇の表現したいように吹いてみい」

 

「どう吹きたいか?」を尋ねる指導者を初めて見た

何にそんなに衝撃を受けたかっていうと。

 

私はそれまで、「どう吹きたいか」を生徒に尋ねる指導者を見たことがなかった。

どう指導するかって、「こんな風に吹け」って指示をして、その通りに吹かせる。

 

自分の学校の顧問、合同演奏した時の他校の顧問、外部から指導に来てもらったたくさんの講師、誰を思い出しても、「君はここをどう吹きたいの??」なんて聞く人は1人もいなかったよ。

だからめちゃくちゃびっくりしたのだ。

 

どう吹きたいか尋ねた指揮者の意図を考える

あの指揮者はどうして「どう吹きたいの??」とわざわざ尋ねたんだろう?

強豪校でソロ吹く子だ。

普通に考えて、すごく上手な子だ。

「こう吹け」って指示されれば、たぶんすぐ出来る。

「こう吹け」って指示しちゃった方が、指揮者のイメージする演奏に手っ取り早く近づけるのに。

 

多分、あの指揮者は、ソロの子自身が、「こう表現したい!」っていう自主性をもって吹くことを求めたんだよね。

生徒たちが自主性をもって吹くことを、大事にしたいと考える指揮者だったんだと思う。

ブラボー

 

自主性は何よりも大事

そこまで考えて、自分の受けてきた指導が、いかに自主性そっちのけだったかを実感して、しばし呆然。

「こう吹け」のオンパレード。

ちょっと待って。

自主性より大事なものなんて、あるかい!

 

自主性が生む連鎖

吹奏楽に限った話じゃないよね。

スポーツでも勉強でも。

 

例えば

「試合のこういう場面でこういうプレーがしたい」っていうのが選手の中にある

そのためにどんな練習が必要か考える

考えた練習をしてみる

うまくいったり、いかなかったりする

どうしたらもっと理想のプレーに近づけるか、また考える

・・・・以下繰り返し

 

ってなる。これが、やらされてたら絶対こうならない。

 

そして、結果が出ればそれはそれですごいことだし、結果が出なかったとしても、自分で考えてやってみて、検証してまたやってみてっていうのは一生使う大事なスキルだ。

 

だいたいさ、同じグラウンド20周でも、試合の終盤で走れる体力を付けたくて自主的に走るのと、監督に怒鳴られて嫌々走るのじゃ、絶対違うよね。

 

自主性の根底にあるもの

そして、自主性をもって物事に取り組める時、絶対その根底には「好き」がある。

好きじゃないことに自主的に取り組めだなんて、苦行でしかない。

「上手くなりたい、もっと出来るようになりたい」と心から思うのは、やっぱり好きだからだよね。

これがきっと「好きこそものの上手なれ」の所以だと思う。

 

 好きこそものの上手なれから子育てを考える

で、それらを踏まえて子育てを考えてみる。

 

子どもの好きなことを尊重することはまず大事として。

それについてはこの記事に書いたよ「子どもの習い事なんていらない」

 

自分の子どもが、大好きなことを見つけて、自分で考えて失敗しながら成長していったらいいな。

 

親ができることはなんだろう??

 

私が出来そうなこと3つ

1 親自身が見本になって見せる

まず、私自身が大好きなことを、まだまだ向上心をもってやろうっと。

これは子どもに親の背中を云々とか難しい話じゃなく、単純にそれが楽しいから。

子どもにとって1番身近だから、こう生きて欲しいなと思うように、私が生きよう。

 

2 子どもが考えてしたことなら、一度認める

子どもだから、よくとんでもないことをしでかす。

「なぬっ」ってなって、つい頭ごなしに「こらっ!!!」って言っちゃう。反省。

できる限り、子どもに話を聞いてみよう。

それがとんでもないことに見えても、子どもなりの考えがあってしたことなら、1回認める。

それが、「考えてやってみる」ことに繋がっていったらいいな。

 

3 子どもに「どうしたいの?」と聞いてみる

冒頭の吹奏楽の旅じゃないけども、子どもにも「こうしたい」があるはず。

先回りしそうになる自分を堪えて、子どもに聞くことを心がけてみる。

答えられるかもしれないし、答えられないかも。

でも繰り返し聞いてみよう。

そのうちに「自分はどうしたいか」が自分で自覚できるようになったらいいな。

 

まとめ

「好きこそものの上手なれ」がおそらく最強。

嫌々やっている人は、同じことを好きでやっている人には絶対敵わない。

というよくある話からの自戒の文章でした!

 

全裸で踊り狂う息子たちの自主性について頭を悩ませながらお送りしました。

今日はここまで!