こんばんは!
大変ご無沙汰しておりますが、相変わらず元気にしております。
我が子(長男)も小学校1年生。
小学校生活は色々ありつつも本人は楽しんでいるようで、それはそれは何より…
と思っていたところに、やってきました夏休み。
ただの休みなら全然(個人的には)負担に感じるほどでもないのですが、宿題の存在が大きいわけです。
宿題のなかでも嫌われまくっている、作文について今回は考えてみます。
夏休みの宿題、30年前と変わってない説
まず、私が小学校に入学したのは平成元年。今年は令和元年。
つまり、私が小学校1年生として宿題を出された夏から、ちょうど30年たっているわけです。
30年で世の中はいかに変わったでしょうか。
30年前からは、想像もできない世界になっているわけです。
それなのに。
小学校の夏休みの宿題はほぼ変わりません。
なんでよ。
小学校1年生、1学期に作文習わない問題
そして、30年前と同じように、息子は夏休みの宿題として「作文を書く」という使命を持ち帰ってきました。
それで気が付いたのですが、小学校1年生、1学期に作文なんて全然習わないわけです。
お前は元小学校教員だろうよと言われそうですが、その通りです。1,2年生の担任は持ったことがなかったため、不勉強でした…。
まとまった文章を書いたこともない、原稿用紙の使い方もしらない、小学1年生に、唐突に作文を書いて持って来させているわけです。
1年生が作文の宿題をするにあたって考えたこと
さて、この状況で考えたことです。
小学1年生の作文①
授業でまとまった文章を書いたこともない、原稿用紙の使い方も教わってない小学1年生に、原稿用紙1枚だの2枚だの文章書いて来なさいって
ど う い う こ と
って知り合いからLINE来た。
そりゃそう。
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文②
まず、「伝えたい(書きたい)!」と思えない題材では筆が進むわけない。だから一番書きやすいのは間違いなく夏休みの思い出作文。
自治体とか募集の、男女共同参画〜やら、税金に関する〜やら、読書感想文やらはハードルが高い。(書かせようがないわけではないけど)
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文③
小学1年生でも、1学期中に
「問題には正解と不正解があること」
を経験して知っているから、まず
「文章には正解が無限にあって、不正解はないこと」
を教えてあげると安心する。正確には、正しく伝わる文の書き方というのはあるけど、まずは気にしなくていいと思う。
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文④
例えば夏祭りなら、
やきそばのいいにおいがしました。
きんぎょすくいをしました。
かきごおりであたまがキーンとしました。
ばあばにもらったおこづかいで、くじをひきました。
たくさんのおみせがならんでいました。
がっこうの〇〇くんにあいました。全部紛れもなく正解。
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文⑥
そもそも、大人だって事後の感想ってそんなに何種類も表現できないもの。
楽しかった/嬉しかった/悲しかった/イライラした/簡単だった/難しかった/悔しかった/ドキドキした/興奮した/疲れた
こんなもの。
感想、思ったことって意外と表現しにくいと分かってほしい。
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文⑦
で、いざ書きましょうとなったとして大事なのは、
突然原稿用紙に書き始めないこと!!
構成メモみたいなのは、1年生の作文なら必須だと思う。
夏休みの思い出作文なら、
①いつ、どこで、だれと、何をしました
②見た、聞いた、体験した、など詳細を複数
③感想この流れ。
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文⑧
これらを、まずメモすること。
書くのは子供でも親でもいいけど、子供の言葉を聞きながら。パパとママと、と書きたいのか、
かぞくみんなで、と書きたいのか。ふあんになりました、と書きたいのか、
どきどきしました、と書きたいのか。— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文⑨
言語化が苦手な子供なら、大人が何種類か例を出してあげて選んでもらえばいい!!!
ここを「子供の言葉で」「どう思ったの!?」とこだわりすぎると、あまりに子供から言葉が出てこなくてイライラすることになる。
何度も言うけど、子供は経験や感情を言語化する経験に乏しい。
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文⑩
そうやって、出来事や感情の言語化とそのメモ(あとは丸写しすればいいくらいに作ったもの)ができて、始めて原稿用紙に書く。
①いつ、どこで、だれと、何をしましたで一段落
②見た、聞いた、体験した、など詳細をメモした複数分の段落
③感想で一段落で段落構成は完璧。
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文11
原稿用紙に書く段階になったら、
盛大に消さなければいけない間違い(一行飛ばしたとか)は、早めに指摘してあげるといい。
たくさん頑張って書いた分を全部消すのは大人だって辛いもの。そして!!
消しゴムでごしごしするのは!!
大人がやってあげてほしい!!!!— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文12
彼らは非常に不器用、非力なので、消しゴムで擦っているのに全然消えないうちに、紙がくしゃくしゃになるのである。
するとそれまでの頑張りが全て無駄になったように感じてしまい、一気にやる気がなくなる。
そして作文(文章で表現すること)が嫌いになる。
(個人差はある)— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文13
このくらい手と時間をかけてあげないと、1年生の夏休み時点では作文が書けないように感じます。
ちなみに、これらはコンクールで賞を取るとかは一切考えていません。
あくまで出さなくてはいけない課題を出すことが目的です。小学1年生の我が子も、作文の宿題を出されたので、
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文14
我が子を観察しつつ考察してみました。
以上!!
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文 補足①
作文の題材になりそうなイベントの時には、可能なら写真やムービーを撮っておくといいです。
子供も、見るとよく思い出せるようです。さらに、子供の疑問や呟きや独り言、兄弟姉妹間のやりとりを観察しておくと、メモづくりの時に大人からの声かけがしやすいです。
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
小学1年生の作文 補足②
最初に書きましたが、その題材について子供が誰かに
「伝えたい!!!」
と思っていることが何より大事なので、お金をかけて連れて行った旅行ではなく、近所の〇〇ちゃんちに遊びに行ったことを題材として選んだとしても、それは子供の意思を尊重した方が後々スムーズです笑
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 6, 2019
やってみて感じたこと
やってみないと分からない!ということで、ちょうどヘルプをくださったお友達と一緒に作文教室だ!
結果、2時間で、題材を決め、メモを書き、下書きをし、後は原稿用紙にそのままうつせばOK!!というところまでたどり着きました。
休憩しながらです。
子どもたち頑張りました!
分かったこと。
・「書く」ことの負担が1年生にとってはとてもとても大きい。
手がとにかく疲れるよう。
やっぱり、メモや下書きは大人が書いてあげていい!!!…いい加減、手書きじゃなくてもよくない???
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 9, 2019
分かったこと②
・想像以上に、1年生は過去の出来事や感覚を忘れている笑
2週間前はもちろんのこと、2日前のことすら尋ねても出てこない。
「暑かった?寒かった?」
1年生「うーーーん、わすれちゃった!!!」
この調子なので、思い出すきっかけは必要かも(写真、ムービーなど)
— まつもとみさ (@mtmt33333) August 9, 2019
個人差は大きくあると思いますが、とりあえず考察したこと、やってみての感想でした!
…いい加減、手書き文化から脱却してもよい時代ではないでしょうかね…
今日はここまで!
読んでくれてありがとう。
夏休み作文のヘルプは、とりあえずLINEなど頂ければご相談にのります。
殺到してしまった時はお断りするかもしれません。すみません。